五反田ランチ WIRED CAFE オシャレを解するにはTOOご老体だった
昼食時、たまにはシャレオツにキメるか、と駅ビルの「ワイヤードカフェ」にインしました。
店内は予想どおりのシャレオツな内装。
配線むき出しの天井。
インダストリアル系っつーの?(適当)
背後の席には、
「チャレンジしろよ!」
「でも…チャレンジして失敗したら?」
「それでも、背負う覚悟が必要だと俺は思う。そこは耐えてこうぜ」
みたいな会話でかい声でしてる、自由業同士っぽいカポー。
店員さんは、ふんわりほんわか系ではなく、チークきつめのオシャレにアグレッシブなインダストリアル系(適当)
もうすこし涼しくなったら室内でニット帽とか被りそうな感じの。
カウンターでパソコン開いてドヤリングしてる若者。
ここは本当に五反田なのか!?
かと思えば、
商談できる普通の喫茶店かと思ってインしてみたら、何だか高い椅子とカウンターみたいなとこに案内されてL字に並ばされて、戸惑いつつアイスコーヒー飲んでるOSSANたち。
あ、やっぱり、五反田だわここ。
あまりにもカオスな空間でした。
普段の生活で交わらない人たちが一堂に会した、みたいな。
多分駅ビルだから、本気でシャレオッティーを求めている、本来のワイヤードカフェの客層に当たる人だけでなく、いろんな人が来るんだろうなぁ、わし含め。
と、見下ろして眺めてなんの感慨も湧かない、五反田駅前交差点をビューしながら考察。
この交差点でも、夕暮れ時とかはそれなりにムーディーなのかしら。
さて、肝心の食事ですがメニューをみたところ、THE・カフェ飯オールスターズでした。
カフェ飯というものについて、私の定義は、
①ワンプレート
②オシャレな盛り付け
③必ずサラダがのってる
④なんかかかったり、混ぜてあったりする
⑤量が少ない
ってとこです。
なんか書きおこすと漠然としてますね。
とにかく量が少なくて皿がデカいイメージです。
①についてですが、本来喫茶店は一人の時間もしくは客同士のトークを楽しんでゆっくり過ごしてもらいたいから、皿の出したり下げたりする回数を極力減らそうとしてワンプレートになったんですかね。
カフェ飯の起原とか、ちょっと調べてみたくなりました。
多分調べないけど。
悩んで悩んで頼んだのは、
「タコライスCOMBOプレート」1,350円也。
た、高い…
でもメニューにRECOMMEND って書いてあったし!
カフェ飯の王道って言ったらタコライスだし!
ドリンク付きだし!
とか必死に考えてい、スーパーポジティヴにいこうと思いましたが、結構心がザワザワしました。
本当にこの選択で良かったのか!?みたいな。
冒頭の自由業カポーの男性の、
「チャレンジしろよ!」
は、私へのことばだったのか…
あたい、背負う覚悟が足りなかったみたい。
まあ、本来CAFEを名乗っている店なので、長時間使用するということで場所代もonされているのでしょうね。
ガツガツ食べて風のように去るリーマンにとっては、お財布に優しくない感じです。
オシャレピーポーになるのも大変ですわ。
到着したタコライスCOMBOプレート1,350円也(しつこい)は、こんな感じです。
シーザーサラダには、アーモンドと砕いたくるみがトッピングされており、
ポテトフライには、スイートチリソースとサワークリームがかかっており、
タコライス にはトルティーヤのチップと半熟たまごがトッピングされており、
あ、ブリトーはいたって普通のブリトーでしたが、自分の定義通りのカフェ飯でうんうん、と一人激しく頷く。
クルミとかサワークリームとか絶対、漢の自炊で使わないもんね。
これぞオシャレの真骨頂だよね。と。
決して量はメガではありませんが、極端に少ないわけではなかったです。
そして、ヘルシー系かと思いきや意外にジャンクで満足です。
スイートチリとサワークリームをゴッテゴテにつけたイモ最高っす。
ただ気になったのは、わたしがもはや、カフェ飯を食べるにご老体すぎるからかもしれませんが、器が保健室の洗面器然としていていまいち食欲が湧きませんでした。
ホーロー製の、小学校の保健室とかでよく見かけたあれです。
無骨な陽容器でたべるのがたぶんCOOL なんだと思うんですが、オシャレを介するには歳をとりすぎてしまったようです。
なんか、いろいろ目新しくて集中してして食べられませんでした。
機会があったらまた行ってみようと思います。